使いやすい収納1

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Q自立した生活を続けるには、ものの出し入れが簡単にできるよう収納も考えておく必要があると思いますが、気をつけておくことはありませんか。
A年をとると、腕が自在にのばせない、ものを握る力が弱くなる、指先が不自由になるなど身体機能が低下します。こうしたときでも安全に、体の負担をなるべく少なく、ものの出し入れが簡単にできるよう収納を考えておけば、生活が楽です。
箪笥などは危ないとされておりますが、上手に固定すれば逆に家の強度が増し、重要な役割を果たします。←その他役立つ情報はこちらから。
家事の負担をできるだけ少なくするといった視点で、自立した生活が続けられる収納のポイントを考えてみました。
●必要なものが、それを使う部屋で整理できるよう準備しておくこと
●腰の位置から目の高さまでの、使いやすい範囲に取ること
●取っ手や引き手は大きめの握りやすいもので、識別しやすい色にする
●地震でも倒れないよう、できるだけ作りつけにする
●キャスターつきワゴンなどを上手に利用する
思い出を大切に。収納のスペースは余裕をもって確保したいものです
年とともに、どうしても物は増えます。必要なものにしぼり、整理して、目的に合わせて配置された収納におさめられれば理想的ですが、なかなかそうもできません。思い出のあるものの中で暮らすことも大事です。整理できないものを床に置いてそれが障害にならないよう、収納部分は余裕をもって取りましょう。ウオークインクロゼットや納戸のようなまとまったスペースがあると、家のなかが片づけやすく便利です。夏物、冬物などの入れ替えはかなりの労働ですから、簡単に出し入れでき、四季を通じて使えるよう考えてください。寝室に続いていれば、いざというときには水回りに改造することもできます。
作りつけの安全な収納腰までの高さなら手すり代わりにも
廊下などの壁面に腰高程度の棚をつけると、手すり代わりに使えます。トイレにつければペーパー類・タオル類の収納として便利です。このほか、しまうものの大きさに合わせた奥行で作りつけの収納を作ると、意外に面領を取らずにたくさん収納できます。押入れの深さが必要なものは少ないですから、持っているものをよく考えて、空間は上手に利用してください。